四国へ

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 タイの雑誌に頼まれた画像を送る。
 しっかし、それこそ古いイメージやったから、昔のファイルを
 ひっくり返して探さなあかんかったわ。
 東京のプロダクションに頼まれたポスター用のポジを用意する。
 ほっ、今度は簡単に見つかった。
 とりあえず、着払いの発送準備。
 かっちょいいポスターにできあがったらええんやけどな。
 深夜3時過ぎ、ドドド~ン。椅子が壊れた。あれれ。
 もういやぁ。
 今日は四国や、早く寝よ。
 時計の目覚ましを7時に合わせる。
 それも2つも。

 7時頃、目覚まし時計のベルが鳴ったようだ。
 知らん間に止めるのは、ま、自然のこと。
 バスの時間は10時頃やから、まだ大丈夫。
 もう1回寝よ。
 
 うとうと、布団の中で、気持ちよく snuggle や。
 あ~、一日で一番気持ちいい時。
 寝る前って、なんか不安やね。
 明日、しんどい日々が待ってるって思うと。

 目が覚めた。時計は8時を回ったところ。
 も一回寝ること出来る。再び、まどろむ。
 目が覚めた。まだ8時過ぎ。
 も、一回、寝る。
 で、目が覚めた。まだ、8時過ぎ。
 おろろ、おかしすぎる。で、もう一個の時計を見ると、
 10時過ぎ。
 おろろ。
 時計が止まってたやん。
 ははは。
 急ぎ、四国に電話する。
 「時計が止まってたん。寝過ごしたから夕方の便で
 そっち行くわ」
 「・・・・・」

 15時半過ぎ、カバンに服詰めて、ラップトップを持って
 家を出る。
 16時20分発のハイウエーバスで神戸を後にする。
 4時間のバスじゃあ、ちょっと物足りない。
 つい、こないだまでは、オンボロバスの車中12時間
 ちゅうのは当たり前やったから。
 明石海峡大橋を渡る。天気がいいので気分がよい。
 読みかけの『ねじまき鳥クロニクル』を置いて、窓の外を
 見る。
 うへぇ~、でかい橋。
 そいや、この橋の現場で働いていた11年前を思い出す。
 淡路側と神戸側、両方の基礎に係わってたんだ。
 もう10年以上経ったんだ。
 この間、いったい、どんな時間の流れがあったんだろ。
 村上春樹を読んでいるから余計に一人称の「ボクは・・・」 
 という思考パターンになってしまう。
 人を傷つけ・傷つけられ、自分が分かり・分からなくなり、
 夢を広げ・過去を捨て、大きな分岐点だった。
 なんでも出来ると思っていた30歳だった。
 迷いという言葉とは無縁だった。
 その反動が今、あるのかな。
 へっ。
 穴ぼこ一つ無い、マカダムハイウエー。
 やっぱりツルリンとした路は歩めない。
 なに考えてんだろ。
 本を再び読み始める。
 2時間もすると、橋を越えた。四国に入る。
 18時を過ぎると暗くなる。
 19時、予定より早く四国松山に到着。
 結構、ひらけた駅前。
 すぐに電話連絡。
 久方ぶりに会う R。
 2年ぶりかな?
 あんまり変わってないな。
 近くの居酒屋へ。
 しばらくしてO氏も仕事場から登場。
 四国に来たという感じしない。
 2年という時間の隔たりも感じない。
 神戸か大阪で会っているという感覚。
 活きのいい刺身、天ぷら、などなど&いろいろ、
 をごちそうになる。
 あ~、腹一杯。
 タクシーで家まで。

 げ。
 なんちゅう家に住んでるのやぁ。
 膝が抜けそうになるわ。
 いよいよ、か。

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