零時半前、『東電OL殺人事件』 読了。
う~ん、一気に流し(ツン)読みしたからなあ。
でも、佐野氏の話の展開にはちょいとついていけない
ところがあったなあ。
話の主人公の生き方を「堕落」と決めつけるところが
ちょいとなあ。
それに、出だしから、「私の本意は彼女のプライバシーを
暴くことではない。あえていうならば、この事件の真相に
できるだけ近づくことによって、亡き彼女の無念を晴らし
・・・」、「・・・マスコミの及び腰によって、事件が
風化、いや忘却化させられてしまうことを恐れたからで
ある」、「・・・彼女の魂は永遠に浮かばれないことに
なる」。
「人権派」にもの申す態度ながら、自らも特殊な立場に
身を置いているんだぞ、という姿がちょいとなあ。
その辺、斉藤茂男氏とはちょいと違うなあ、と感じる。
あまりにもジャーナリズム(スト)にこだわるあまり、
人として寄り添うという姿勢がそれほど感じられなかった。
でも、そのこだわりがあるからこそいいのかな。
よう分からんわ。
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いや、違う。そういう別の声が私の内部から聞こえる。
おまえは、ノンフィクションの要諦は、わからないことは
正直にわからない、と書くことだ。わからないことを
賢しらにいかにもわかったように解釈してみせる一知
半解さこそ、、ノンフィクションの邪道だ、と・・・
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また、人間はおもしろい、複雑だという、言い尽くされた
ことを繰り返すことは、これまたちょいと鼻につく。
さらに、「・・・根拠のない談話情報を垂れ流した雑誌も
『低俗、下劣』である。しかし、私がいうジャーナリズム
の売らんかな主義と犯罪性はもっと別なところにある。」
・・・って新潮社の本で書いている。
フムフム。
なんか誤解を生むような表現かなっと?
1時半過ぎ就寝。
なんか夢を見ていた・・・が、安寧の心地を破る呼び声。
「ユーゾー、電話やぞ~」と。
時計を見る。6時半過ぎや。
・・・ 石川さんだった。
むみゃむにゃ。
で、 じゃあ、今日の9時に、チマルテナンゴの歩道橋の
所でね。
朝食後、下痢は続くが、だいぶ治まった感じ。
強気で、食べて治そう。
8時過ぎ、CDと雑誌(『ネット・ランナー』、
『朝日ネット』)を返しにアタバルへ。
メルカードの裏からチマルテナンゴ行きのバスに乗る。
9時に間に合うかな~・・・、ま、無理や。
9時半前、パンアメリカンハイウエー(1号線)の歩道橋
に到着。
あ、石川さん来てた(ま、トー然か)
サラゴサ行きのバスに乗る(約30分、Q3)。
サラゴサでジュースとコーヒーを飲む。
コマラパ行きのバスに乗り換え(Q3.5・・・高え)
コマラパ・・・結構、大きな街やなあ。今週末はフェス
ティバル(靴祭り)らしい。
屋台や遊具の準備が進んでいる。
メルカードで「アトール・ブランコ」というグアテマラ風
おかゆを食べる(Q1)
街をぶらぶら・・・と、絵画ギャラリーに出くわす。
グアテマラでは結構有名らしいオスカー・ペレン氏の絵を
見る。
特に Feliz Viaje という絵はおもしろい。
少々高かったが、絵はがき2枚を買う(Q10)。
12時過ぎ、学校が終わったようだ。
学校帰りの子どもたちにジロジロ見られる。
ま、しゃあないか。
トゥクトゥクでバラポルへ(Q3)
幹線道路から歩いて約5分・・・鍬、鶴嘴、鍬を持って
やってました。
50人くらいの男たちが地面を掘り返していた。
そう、虐殺遺体発掘の現場である。
「連れ合いを奪われた女性の会(通称コナビグ)」の代表
ロサリーナの顔は覚えがある。
石川さんにマルガリータを紹介してもらう。
ず~っと見渡すと、丘の斜面が穴ぼこだらけ。
深い穴は1.5mはあるなあ。
去年の8月から始まったコマラパ村の発掘作業。
これまで1000近い穴をあけ、約37の遺体を見つけ
出した。
先月は一つの穴から21の遺体を見つけたとか。
しかし、気の遠くなるような作業。
軍に連れ去られ、殺され、どこに埋められたか、関係者は
知っている。
加害者は、今も同じ村に住んでいる。
が、加害者は保身のためその場所を教えてくれない。
ここだろうという見当をつけて掘り進める。
自分の夫・親・兄弟・姉妹を捜し求めて掘り続ける被害者
の肉親たち。
発掘作業に汗を流す人々は、不条理に殺された人たちが
そのまま葬り去られるのを由としない。マヤの風習に
従ってきちんと霊をおくらなければならない。そう信じて いる。
何も今更、加害者を罰するために、その証拠として遺体を
発掘しているのではない。
加害者と被害者の関係者の間には大きなすれ違いがある。
コマラパ村の発掘作業は、地主から2ヶ月の期限を切ら
れている。
7月3日が最終日。
時間が限られている。
軍とつながりがある地主は現在、高さが2.5mはある
コンクリートの壁を丘の周りに建設し始めている。
期限が切れたら立ち入らさせないようにするためだ。
コンクリート壁の高さと厚さは、何を物語る。
時間が限られている。そのため、この村の発掘作業には
例外的に、別の村から応援者が来ている(原則的に他の
地域では、その村の人が発掘作業をするらしい)
ソロラ・キッチェ・チマルテナンゴから男たちが手伝い
に来ている。
これまで他の土地で発掘作業のために力を出してきた
ロサリーナは、いよいよ自分の村の発掘だ。どこを掘る
のか、地面の固さを調べるのにも力が入るようだ。
実際、自分で穴に入って、発掘作業もしている。
マーガリータも自分でクワを握り、掘り始めた。
その姿を写真に収めようと、自分の立つ位置を変えた時、
あ、この光景前にもあった・・・いわゆるデジャヴィ
(だったかな?)を強烈に感じた。
目の前にいる、この人も、この会話も、前に経験した
(あるいは夢に見た)そのまんまや。ちょいと背筋に
冷たいモノが走った。
16時過ぎ、今日は一応引き上げ。
ま、村に入るという目的は果たせなかったけど、20年
近く前に軍の暴力で命を落とした人を捜すその現場に
立ち会うことができたのは、
あの狂気の時代は終わったのではない。まだまだ違う形で
引きずっている。
16時半、ピックアップトラックをヒッチハイクして幹線
道路まで出る(Q2)。
チマルテナンゴ~でバスを乗り換える。
激しい夕立あり。
18時過ぎ、アンティグア戻る。
お腹は大丈夫だな。鳥を食らう。
アタバルへ行き、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
(上・下)、アン・ラバスティール『絶滅した水鳥の湖』
(晶文社)、宮崎学『突破者(上)』(幻冬舎アウトロー文庫)
を借りる。
20時半までJ氏とぐっちゃら。
今日の撮影、久しぶりに1Gくらい(340カットくらい)

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