今から10年ほど前、ビルマとタイ国境でもあるサルウィン
河を下ると、そこにカレン民族同盟の(KNU)の総司令部
マナプロウがあった。
カレン語でマナプロウが何を意味するのか諸説がある。
文字通り、暗い(暗黒の)土地、あるいは、平和な土地、
花咲く大地。
一番通りがいいと思ったのは、「プロウ」と呼ばれる植物が
咲き乱れる土地はカレンの地で、そこには争い事がない、
転じて、平和な土地、というものである。

夜明け前の軍事練習に向かう少年である。
マナプロウはまた、ビルマ全土の「少数民族」から軍事
演習の為の兵士を受け容れていたのである。

真っ暗なうちから点呼を受ける。
肩章と胸章を見ると、シャン軍の訓練兵だというのがわかる。

割竹をM16自動小銃に見たてての演習。
若い彼らは、ブッシュや丘を自由に走り回る。
私は、それについて行くのがやっとだった。
はぁはぁ。

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