ビルマ分析いろいろ

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 15時過ぎ、ようやく起き上がる。
 まだフラフラ。
 眼の焦点が定まらないのは、眼鏡をせずに動き回っているせい?
 頭がぼぉ~ってしているのは、脳みそがまだ機能していないせい?
 
 外は曇り空。
 
 無精髭の上、顔の表面がカラカラに乾いている。
 ボロボロと顔の上皮がはがれる。
 よっぽどやなあ。

 何も食べていないのに、空腹感なし。
 冷蔵庫の中は、
 う。
 大根(なんで?)や調味料、牛乳だけか。
 
 携帯電話を見ると、うわ、着信がたくさん。
 ゴメンなさい。
 とりあえず、食パン2枚を無理矢理飲み込む。
 
 気を取り直し、ビュンと買い物へ。
 THの前にて、国内産の大ぶりブロッコリー1株が100円。
 Dエでジャンクフードと豚肉。
 M中にて豆腐やバナナなど。
 ついでに銀行へ。

 外気を吸うと、ようやく気力が回復し始めた(ようだ)
 連絡事項をいくつかをこなす。


 仕事をする気がしなく、ウエブをツラツラ見る。
 そいや、日本テレビ(関西では読売テレビ)の 『ニュースZERO』で
 「長井さん銃撃から1年... 村尾が見たミャンマーの今」という
 番組をやってたんだ。
 
 で、番組の内容のことだが、ま、ビルマのことや国境のことなど、
 事実関係など細かいことをいえばきりがない。
 それよりも、こういう番組が放映されることで由とするのが
 いいのだろう・・・か?

 個人的に一番気になったのは、長井氏がビルマに入国する
 ために飛行機に搭乗する際に発した場面だった。

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 「えー、今からビルマに向かいます。」
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 という言葉であった。
 長井氏は、はっきりと、「ミャンマー」ではなく「ビルマ」と
 いう呼称を使っていた。

 それに続く、長井氏の葬儀の場面でキャスターの村井氏は、
 こう述べていた。

 --------------------
 「ミャンマーに暮らす人々に自由をもたらすと信じた
 長井さん、その意志を継ぐのは私たちです。」
 --------------------

 長井氏はあの国のことをはっきりと、「ミャンマー」ではなく
 「ビルマ」と呼んでいた。それがビルマを表現するのにふさわしい
 と思ったからだと想像する。

 それなのに、長井氏の「意思を継ぐ」と断言している人が
 「ミャンマー」と呼んでいるなんて・・・。
 制約のある(?)地上波の番組作りからそうなったのか、或いは
 単に意識しないでそうなったのか。
 
 番組の内容からすると呼称問題は体したことではないのかも
 知れない。
 が、しかし、「ビルマ」を「ミャンマー」でなく「ビルマ」と
 呼んで入国した長井氏の意思は一体どこへ行ってしまったのか。

 そういう例は、他にも見受けられる。
 
 そんなことを考えながら、ビルマ関係のニュースや解説を読む。
 村上龍氏のJMM(Japan Mail Madia)で 冷泉彰彦がビルマの
 ことに第322回 「独裁のメカニズム」で書いている。
 
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report3_1135.html

 一読して、まったくもってビルマのことに関しての無知をさらけ
 出している。

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 「政権は末期症状、デモ隊と治安部隊の衝突は更に流血の可能性が
 あり、しかも欧米からは基本的には「他人事」、中国はスパッと
 現政権を切れない、となると、私は日本の役割は大きいと思います。
 本件に関しては、日本は非常に重要なポジションに位置しています。」
 --------------------

 だそうだ。

 ビルマの軍事政権に対して日本政府は全く無力だというのが
 国際的な常識なのに。


 それに、表題で「独裁のメカニズム」と書いているのに、ビルマの
 独裁者の名前、タンシュエ上級大将について一言も言及されて
 いない。
 ま、冷泉氏は作家であって、国際政治家ではないから、許されるか。

 ビルマのことに関して引用した先が、
 「また軍事評論家の神浦元彰氏が指摘しているように、」
 と神浦氏だからな。
 
 そんな神浦氏は、ジャーナリストをハゲタカと呼んでいるし
 
http://www.kamiura.com/new9_2k7.html

 --------------------
 また、戦争や内乱を取材する国際的なジャーナリストは、
 この時点でミャンマーへの取材ビザや観光ビザの取得に動き、
 隣国タイのバンコクやタイ・ミャンマーの国境付近で入国の
 機会を窺(うかが)うことになる。戦争や紛争を取材する
 ジャーナリストは、出遅れては仕事を失うし、早出過ぎても
 命を失うことになる。そんなハゲタカのような連中を指して、
 「あいつはストリンガー」とバカにするメディア関係者
 (特派員など)もいる。
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 これをわざわざ書くのは、神浦氏もそう思っているからだろう。
 ひどいなあ。
 
 次に"ALL About" の「ビジネス実用」→「よくわかる政治」の
 辻雅之氏によるビルマの解説に目を通してみる。
 http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20020522/index.htm

 --------------------
 「軍事政権VSスーチーさんではみえてこない複雑事情 
 ミャンマー(ビルマ)の政治情勢」
 --------------------

 である。

 おお、「ミャンマー(ビルマ)」表記になっている。
 おお、「アウンサンスーチー」ともなっている。
 
 この解説が書かれた「掲載日: 2002年 05月 22日」という時期
 に限界があって、中国の関与に触れられていないのが残念。

 さらに、「軍事政権VSスーチーさんではみえてこない複雑事情 
 ミャンマー(ビルマ)の政治情勢」
 が「タンシュエ上級大将VSアウンサンスーチー」という図式で
 描かれていないのも残念である。

 が、「少数民族」問題については大きな間違いがある。
 --------------------

 とくにミャンマー(ビルマ)国民の大多数が信仰する上座仏教に対し、
 キリスト教や土着信仰を重んじるカレン族、イスラム教を進行する
 インド系の・・・
 
--------------------

 カレン民族の大多数は仏教徒である。
 これは、「ビルマ族=仏教徒 VS 少数民族=キリスト教徒 他」
 という単純な図式を描くために用いられる。

 どうやら日本の(世界でも)メディアや解説者は、ビルマのことを
 考えるときに、「軍事政権」というおどろおどろしい(?)名前に
 引っ張られがちである。

 ここがビルマを語るときの、まずは、最初のポイントであると思う。
 
 次に「フリーの国際情勢解説者」田中氏のビルマ解説を読んでみた。
 --------------------
 イラク化しかねないミャンマー
 
http://tanakanews.com/071023myanmar.htm
 
 中国の傘下に入るミャンマー
 
http://tanakanews.com/071025myanmar.htm
 --------------------
 確かに、いろいろなニュースを読んでビルマの分析に取り組んで
 いるが、資料の閲覧の上っ面で終わっている感じがする。

 しかし、ここでも「軍事政権 VS アウンサンスーチー」という
 対立構図でビルマを見ている限りこの国の状況分析はできないと
 思った。
 
 やっぱり「タンシュエ上級大将 VS アウンサンスーチー氏」を
 出発点として考えなければならない、と思う。

 --------------------
 「もし今後、国民の反政府運動によって軍事政権が倒され、軍の
 影響力を排除したうえでスーチー政権ができたりしたら、その直後
 から、中央政府は強権を発動できないと考えた辺境地域の少数民族が、
 ゲリラ戦による独立運動を再燃させ、ミャンマーは再び内戦になる
 可能性が高い。ミャンマー人は、今より辛い生活を強いられるが、
 中央政府は弱く、アメリカなどの支援に頼らざるを得ないので、
 もしアメリカがミャンマーに米軍基地を置くことを目的としている
 なら、かえって好都合だろう。

 多民族国家を強権で統合している点で、ミャンマーは、サダム・
 フセイン政権時代のイラクに似ている。アメリカがフセイン政権を
 倒した後、イラクの政府は弱くなり、クルド人・シーア派・スンニ
 派が対立し合う内戦状態になっている。ミャンマーも、軍事政権が
 倒れたら、イラクのようになるだろう。」
 --------------------

 というのは、ビルマの少数民族の力(勢力図)を完全に見誤っている
 というとしか言いようがない。

 田中氏の解説は、引用や資料は揃えて、読み物としては面白いが、
 状況分析や判断は、どうもしっくりこない。
 
 それ故、田中氏のお粗末とは言えないが、ちょっと荒っぽい解説は、
 他の国際ニュースにも及んでいるのではないか、ということである。
 果たして、他の国際ニュース解説は信頼に足るものだろうか???
 (<?を3つくらいつけよう)

 病気の回復祝いに、ビターチョコを喰らう。
 (自分で自分に送ってどないするねん!)
 で、宮部みゆき原作、大林宣彦監督の『理由』を見始める。
 久しぶりの日本映画だ、期待しよう。
 気分転換にもなるだろう(きっと)

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このページは、Yuzoが2008年11月11日 23:35に書いたブログ記事です。

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