「ロヒンギャ問題」の最大の原因は、歴代のビルマ(ミャンマー)の
軍事政権にあります。
ネウィン将軍やタンシュエ上級大将などの独裁者が作った問題に、
多くの人が惑わされています。
問題の原因から人びとの目をそらし、人びとを対立させようとする
ことです (実際、いろんな対立が起きています)
これは、軍事政権時代に作られた政治問題から気づかないうちに
広がってしまった歴史問題・民族問題・宗教問題です。
「不法移民」を拡大させた一番の原因は、元軍事政権の下で活動
していた「ナサカ」(今はなくなりました)です。
権益を持った「ナサカ」が自分たちの利益のために多くのロヒンギャ
たちを、バングラデシュ側からビルマ(ミャンマー)側に入れました。
その「ナサカ」に責任を持つのは、当時のビルマ(ミャンマー)政府でした。
多くのロヒンギャたちは「民族として認定して欲しい」とは言って
いません (「一部の声の大きな」ロヒンギャたちが言っているだけです)
単に市民権を認めて欲しいと言っているだけです。
今のビルマ(ミャンマー)政府は、前の軍事政権を、良いところも悪い
ところも、引き継いでいます。
だからこそ、その「ナサカ」の責任も、今の政府が引き継ぐ必要が
あります。